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- Day1〜2で今の予約と顧客を書き出し、使うシステムを1つ決める
- Day3〜4でメニューと営業時間を設定し、スマートフォンから自分で予約してみる
- Day5〜7はお客さまに案内しつつ、紙・電話・LINEと並行して受け付ける。電話やDMで受けた予約は、その場で新しいシステムに入力する
freee予約は2027年1月に料金プランが変わります
2026年10月1日更新の公式ヘルプによると、今の無料のStarterは2027年1月から「無料プラン」に移ります。2027年2月からは、月の予約が50件に達した時点で新しい予約の受付が止まる仕様です。予約数に上限がないのは、新しいStarter(月1,980円、年払い18,960円)からです。Businessの料金と機能は変わりません。この記事の金額は、とくに断りがない限り2026年10月時点の料金です。
この記事は、予約を紙の予約帳・電話・LINEのトークやInstagramのDMで受けている一人美容室のオーナー向けです。営業しながら1日に少しずつ進め、7日目に「予約はシステムに集める」状態を作る手順をまとめました。どのシステムを選ぶかより、移行中に予約を取りこぼさないことと、二重予約を出さないことを優先しています。
7日間の全体像
| 日 | やること | 終わったら確認すること |
|---|---|---|
| Day1 | 今の予約と顧客を書き出す | 今日以降の予約が1つの一覧にまとまっている |
| Day2 | システムを選んでアカウントを作る | 無料プランで管理画面に入れる |
| Day3 | メニュー・営業時間を設定し、既存の予約を入力する | 既存の予約がある時間に、新しい予約が入らない |
| Day4 | スマートフォンからテスト予約する | 予約・変更・キャンセルの通知が届く |
| Day5 | お客さまに案内する | LINE・Instagram・店内に予約ページのURLを出した |
| Day6 | 新旧を並行して受け付ける | 電話・DMの予約もすべて新システムに入っている |
| Day7 | 1週間分を見直し、ルールを決める | 紙の予約帳に新しい予約を書かない状態になっている |
日数は目安です。定休日にDay2〜4をまとめて進めてもかまいません。ただし、Day6の並行期間だけは短くしないでください。
Day1 今の予約と顧客を書き出す
最初に、予約がどこに散らばっているかを確認します。紙の予約帳、電話の着信履歴、LINEのトーク、InstagramのDM、手帳やカレンダーアプリなど、予約を書き留めている場所を全部挙げてください。
そのうえで、今日以降に入っている予約を1つの一覧にまとめます。書く項目は次の5つで足ります。
- 日付と開始時刻
- お客さまの名前
- メニュー(カット、カラーなど)
- 連絡先(電話番号、またはLINE・DMのどちらで連絡を取っているか)
- 予約を受けた経路(紙・電話・LINE・DM)
過去の来店履歴や施術メモは、この段階では移さなくてかまいません。まず未来の予約を漏らさず移すことが先です。常連のお客さまの履歴は、来店したタイミングで1人ずつ足していけば十分です。
顧客名簿の取り扱いに注意
一覧を作るときは、よく知らない無料の変換ツールやAIチャット、共有設定が分からない表計算サービスに名簿を貼り付けないでください。名前と電話番号の組み合わせは個人情報です。手元のノートか、自分だけが使う端末の中で作業します。詳しくは個人情報の扱いにまとめました。
Day2 予約システムを選んでアカウントを作る
選ぶときに見るのは、月の予約件数、LINEで予約を受けたいか、事前決済を使うか、の3点です。製品ごとの無料枠と月額は一人美容室の予約システム7選で比べています。
移行の手順で考えると、次の2点も確認しておくと後で困りません。
- 予約数の上限: 無料プランに月50件までといった上限があると、移行した月に足りなくなることがあります。
- データの持ち出し方: 将来ほかのシステムに移るときに、顧客や予約のデータをCSVで取り出せるかどうかです。たとえばfreee予約は、予約データのCSVが有料のBusinessプランのみで、依頼してから3営業日かかります。
当サイトで3製品のアカウントを作ったときは、freee予約が23分、Square 予約が22分、L Messageが65分かかりました(2026年9月、運営者の実測)。L MessageはLINE公式アカウントとLINE Developersの設定が必要なぶん時間がかかるので、定休日など時間の取れる日に回すのがおすすめです。
登録時に手が止まりやすい箇所
freee予約は、登録の途中で有料のBusinessプランの申込みページ(最大3か月無料のキャンペーン)が出ます。支払い情報の登録が必要で、無料期間のあとは有料に切り替わります。無料のStarter(2027年1月からは「無料プラン」)で始めるなら、申し込む必要はありません。Square 予約は、決済を使わない予定でも振込先の銀行口座の入力を飛ばせませんでした。
Day3 メニュー・営業時間を設定し、既存の予約を入れる
設定は次の順で進めます。
- 営業時間・定休日・休憩時間を入れる
- メニューを作る。所要時間は、施術時間に片付けと次の準備の時間を足して決める
- 予約を受け付ける期間(何日先まで受けるか)と、当日の締め切りを決める。設定項目があるシステムだけで大丈夫です
- Day1の一覧にある予約を、オーナー側の画面から1件ずつ入力する
手順4は省略しないでください。既存の予約を入れずにネット予約を始めると、紙に書いてある時間に別のお客さまが予約できてしまいます。入力し終えたら、Day1の一覧と件数が合っているか数えます。
freee予約は予約ページが最初から公開されている
設定途中の予約ページでも、URLを知っている人は予約できる状態です。当サイトでは「予約サイト > 公開設定」で非公開にしてから設定を続けました。案内を出すDay5までは非公開にしておくと安心です。
Day4 スマートフォンからテスト予約する
お客さまと同じ立場で、自分のスマートフォンから予約してみます。管理画面のパソコンとは別の端末で試すと、お客さまに見えている画面を確認できます。
- 予約ページを開き、メニューと空き時間が正しく出るか
- 既存の予約が入っている時間が、選べない状態になっているか
- 予約したあと、お客さま側とオーナー側の両方に通知が届くか(届かなければ迷惑メールフォルダも見る)
- 予約の変更とキャンセルができるか、そのときも通知が届くか
- リマインドがいつ届く設定になっているか。freee予約は前日に送られ、無料のStarterでは送信日時を変えられません
確認が終わったら、テスト予約は削除するかキャンセルしておきます。残したままにすると、実際の予約と見分けがつかなくなります。
Day5 お客さまに案内する
予約ページを公開し、URLを案内します。案内では「これまでの方法でも予約できる」ことをはっきり書いておくと、ネット予約に慣れていないお客さまも戸惑いません。下の2つの文面は、店名や日付を入れ替えてそのまま使えます。
LINEで送る案内文
いつもご来店ありがとうございます。○月○日から、ネット予約を始めました。空いている時間をその場で確認して、24時間いつでも予約できます。
予約ページはこちらです。
【予約ページのURL】これまでどおり、LINEやお電話でのご予約も受け付けています。すでにご予約いただいている方は、こちらで登録済みですので手続きはいりません。
Instagramの投稿・ストーリーズ用の案内文
【ネット予約を始めました】
○月○日から、プロフィールのリンクからご予約いただけます。
・空き時間がその場で分かる
・施術中で電話に出られない時間も予約OK
・ご予約の前日にお知らせが届くDMやお電話でのご予約も、これまでどおり受け付けています。
「前日にお知らせが届く」の行は、使うシステムでリマインドが動くことをDay4で確かめた場合だけ残してください。InstagramはプロフィールのリンクにURLを入れ、LINE公式アカウントを使っている場合はリッチメニューにも予約ページを置きます。店内にはURLのQRコードを1枚貼っておくと、会計時に案内できます。
個人のLINEで一斉に案内するとき
お客さまを1つのグループに入れて送るのは避けてください。お客さま同士で名前やアカウントが見えてしまいます。個人のLINEなら1人ずつ送るか、LINE公式アカウントの一斉配信を使いましょう。
Day6 新旧を並行して受け付ける
案内を出しても、しばらくは電話やLINEでの予約が続きます。並行期間に決めておくルールは1つだけです。
予約の記録先は新しいシステムだけにする。電話・LINE・DMで受けた予約は、新しいシステムに入力してから「お取りしました」と返す。
紙の予約帳とシステムの両方に書くと、書き漏れや書き間違いのもとになります。新しい予約は紙に書かず、システムにだけ入れてください。施術中で入力できないときは、返信も施術後に回し、入力を済ませてから返すようにします。電話でその場で入力できない場合は、仮の時間で受けずに「確認して折り返します」と伝えるほうが、二重予約を防げます。
1日の終わりには、電話の着信履歴、LINEのトーク、DMを見返し、受けた予約がすべてシステムに入っているかを確かめてください。
Day7 1週間分を見直してルールを決める
7日目は、この1週間に入った予約を経路別に数えてみます。ネット予約が何件、電話・LINE・DMが何件だったかが分かると、どの経路を残すかの判断材料になります。
- 紙の予約帳には、今後新しい予約を書かないと決める
- 電話やLINEでの予約は、お客さまが望むかぎり受け続ける(入力ルールは変えない)
- ネット予約で入った予約に、メニューの選び間違いや時間の不足がなかったか確認し、必要ならメニューの所要時間を直す
- 下の二重予約チェックリストを、もう一度上から確認する
紙の予約帳は、移行が落ち着いても念のためしばらく保管しておきます。処分するときはシュレッダーにかけてください。
二重予約を防ぐチェックリスト
- Day1の一覧にある予約が、すべてシステムに入っている(件数が一致している)
- 定休日・休憩時間・営業時間外が、予約できない設定になっている
- メニューの所要時間に、片付けと準備の時間が含まれている
- テスト予約を消し忘れていない
- 新しい予約が入ったときの通知が、自分のスマートフォンに届く
- 電話・LINE・DMで受けた予約は、入力してから返事をしている
- 紙の予約帳に新しい予約を書いていない
- ホットペッパービューティーなどほかの予約経路があるなら、そちらの枠も閉じるか手で埋めている
- 1日の終わりに、着信履歴・トーク・DMとシステムを見比べている
個人情報の扱い
移行作業では、ふだんより多くの顧客情報を書き写します。次の点だけは守ってください。
- 顧客名簿や予約一覧を、出どころの分からない無料ツール、AIチャット、翻訳サイトなどに貼り付けない
- システムに入れるのは、予約に必要な項目(名前・連絡先・メニュー)から始める
- 管理画面のパスワードは使い回さず、2段階認証を設定できるなら有効にする
- 設定画面のスクリーンショットをSNSに載せるときは、お客さまの名前や電話番号が写っていないか確認する
- 書き出した一覧や古い予約帳は、作業が終わったら鍵のかかる場所に保管するか、シュレッダーで処分する
よくある質問
7日より短く移行できますか?
Day1〜4は、定休日にまとめれば1日で終えることもできます。当サイトで計測した登録時間は、freee予約23分、Square 予約22分でした。短くしないほうがよいのは、Day5〜7の案内と並行期間です。
電話予約はやめたほうがいいですか?
やめる必要はありません。電話で予約したいお客さまもいるので、受けたらすぐシステムに入力するというルールを守れば、電話を残しても二重予約は防げます。
ネット予約を使わないお客さまはどうすればいいですか?
これまでどおり電話やLINEで受け、オーナー側の画面から代わりに予約を入れます。お客さまに操作を覚えてもらう必要はありません。
過去の来店履歴も全部入力したほうがいいですか?
最初は今日以降の予約だけで十分です。過去の履歴は、そのお客さまが来店したときに1人ずつ足していくと、作業が1日に集中しません。
並行期間はいつまで続ければいいですか?
決まった期間はありません。1日の終わりの見直しで入力漏れが出なくなり、紙の予約帳に書かずに済むようになったら、並行期間を終えてよい目安です。
最後に
まだシステムを決めていない場合は、無料プランの予約数の上限と、データの持ち出し方を先に比べてください。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで最新の条件を確認してください。
更新履歴・出典
- 2026-10-16: 初稿。登録時間と登録時の注意点は、2026年9月9日に当サイトでアカウントを作成したときの記録
- 2026-10-16: freee予約の2027年1月の新プランを反映
出典(公式): freee予約 / freee予約 料金比較 / freee予約 予約データのCSV / Square 予約 / L Message / freee予約の新プランのご案内(2027年1月〜)

